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職人不足問題その2

職人不足問題その1で一番困っているのは住宅会社と書き込みしましたが、
住宅会社は今まで同業者との競争の中で、品質を上げることは当然なのですが、
経費率が高い業種で、簡単に給料をカットできない正社員の賃金は下げられないため、
外注(いわゆる建築現場の職人さん)の賃金を相場的に下げてきました。
相場的ってどういうことかと申しますと、
仕事量が増えた時はお抱えの職人さんを募集し、仕事量が減った時は工事単価を下げて、下がった単価でも工事できる職人さんに残って頂く。これを交互に繰り返していくことで永久に工事単価は下がっていきます。
下請けの職人さんは正社員でも契約社員でもアルバイトでもありません。単なる1棟づつの契約のため1棟の工事終了して次の現場の依頼がなければ、「切られた」という言葉を使います。
決して、契約を「切られた」わけではありません。単に仕事が切れただけです。
こんな状況の中で職人さんが不足するとどうなるでしょう。
仕事量が増えた時はお願いする職人さんがいません。
仕事量が減った時は職人さんを逃がすと仕事量が増えたときに困るので、何とか職人さんの仕事を切らさないようにしなければいけません。
当然やめられたら困るので、現在は職人さんに対し細かいクレームをたくさんつけていますが、それがしづらくなります。
さらに、受注から引渡しまでの期間も今まで詰めに詰めてきましたが、これが出来なくなり、引渡しまでの期間が長くなります。
こんな状況の中で住宅会社は対策をとっています。続きは後日

注意:すべての住宅会社が職人さんをいじめているわけではありません。職人さんのことをちゃんと考えている住宅会社もあります。