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直角二面鉋その1

先日、中古の直角二面鉋盤の受注頂きました。

この機械を納品させていただきます。(前後の定盤は納品後取り付けます。)

直角二面鉋盤を知らない方も見えると思いますのでご説明させていただきます。
もともとこの機械は手押し鉋を改良したものがことの発端であります。
手押し鉋は本来、素材である木材は大なり小なり、反(そ)って捻(ねじ)って畝(うね)っています。
それを、平面に削る機械です。特に捻っている材料は削る時にコツが入ります。
何も考えずに捻った材料を削ると削り終わり側の木口が極端に斜めに削れ、
自動鉋で厚みを極めようにも削り終わりの部分をかなり削らないと鉋面が当たらないので、材料が薄くなってしまいます。
プロの職人さんはそれを計算して捻った材料は両方の木口が同じ分だけ斜めになるように考えて、
手押し鉋で削り始めの時に、木口を斜めに浮かせて削ります。これもプロの技です。
だから、「直角二面鉋で捻れた材料を削ると材料が小さくなっちゃう。」と言われます。
でも、売り手もプロで無ければいけません。これに対して、
「いや、そんなことはございません。ちゃんと捻れをソツなく削る機能がございます。」
と、返さなければ初心者の営業マンです。
どうやって削るかは、明日ご説明いたします。
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