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手押し

一昨日マキタ岡崎営業所引き取り直前に、別の岡崎の大工さんから電話が

「古い溝切のカーボンあるか?」

「多分側面に38と書いてありませんか?」

「38と書いてある。」

「ちょっと待ってください車に乗っているかもしれませんので確認します・・・ありましたので、今から伺います。」

営業所で引き取り後すぐに伺う。

カーボンブラシの側面が思い切り燃えてしまい、ブラシホルダの形状通りの溝が付いていた。

カーボンブラシを交換して正常に回ることを確認し終了。

そこから世間話を色々としたんですが

目の前にあった広葉樹のフリー板が気になったので

「すみません。マルノコの定規の当て板に使う要らない広葉樹のフリー板があれば分けてください。」

すぐにいろいろ分けてくださりましたが

「これも使え!」と無垢板をくださいました。

何の気か分からないので伺うとレッドシダーだそうである。

 

早速昨日手の空いているときにマルノコで薄く割って手押しで基準面を出します。

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普段手押しを使われている方がご存じですが、

最近の若い大工さんは全く使ったことがない方も見えると思います。

手押しは必ず凹んだ面を削ります。

手前定盤を基準にして捻じれがあるときは両木口の対角が同じだけ浮いた状態で進めます。

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ある程度削れたら前定盤ではなく後ろ定盤に密着させながら引っ張るように削りますが

今回は材料が短いので手が刃口付近に行かないように

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押し木を使って安全に作業をします。

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もちろん矩を巻くときも凹んだ木端面を削ります。

レッドシダーは削ると動くと言われましたが、ゴムの集成材の方が

良く動いているようでした。

おかげさまで欠品中のフリーサイズ当て木が大量に在庫できましたので

ご注文お持ちしております。