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問題にならない大問題その2

問題のZボルトのクロメートめっきですが、そもそもこのZマークの金物を定めているところが(財)日本住宅・木材技術センターでありまして、
このZボルトの規定として「クロメートめっきとする」という設定になっております。
そのため、ボルトメーカーはこの記述そのものを変えてくれないとめっきを代えることが出来ません。
私は7年前に(財)日本住宅・木材技術センターへ電話をしました。
「EUで使用禁止になっているクロメートめっきのことを知っていますか?」
「分かっております。とりあえず国内は法的に問題がありませんが、いずれ代えなければいけないので、コストの安い代替めっきを2年後をめどに検討中です。」
あれから7年経ちました。しかし、待てど暮らせど代替めっきのお話は来ません。
ちなみにクロメートめっきに含まれる六価クロムは発ガン性や接触アレルギーなどの問題があると言われております。


昨年からやっと業界が動き始めましたが、住友林業がZボルトを一昨年から亜鉛のドブめっきにして、昨年からカナイがデュラルコートのボルトを発売、カネシンがブロイズのボルトを発売。
すると住友林業が価格の安いカネシンのブロイズに変更しました。
しかし、住友林業が脱六価クロムを目的としていないので、まだアンカーボルトや金物ビスの一部でクロメートめっきを使っています。
実際直接お施主さまが触るわけではないし、住宅を解体埋め立てして土壌汚染するまでにはかなり時間も掛かるし、
結構被害に至るようなことはほとんどないと思いますが、
野放しにしていることが問題であって、マスコミが騒がないことがいいのか悪いのか。
でもこれは次世代への宿題であっても、現世代が解決しなければいけない問題だと思います。


皆さんはこのことについて、どう思われますか?
意見のある方はコメントください。
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