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第3の補強金物

いきなり、訳の分からないタイトルになっています。
ここで言う補強金物は木造建築で使われている柱や筋交いを固定する金物です。
大きく分けると柱と横架材を固定する金物(コーナープレートやホールダウンなど)と
筋交いの固定金物になります。
柱と横架材を固定する金物は「い・ろ・は・に・ほ・へ・と・ち・り・ぬ」と表記されています。
筋交いも同様に「イ・ロ・ハ」とカタカナ表記されているのはご存知でしょうか?
軸組工法では、これと別の補強金物が必要な場合があるようです。
それは何か?
軸組工法の中で柱金物が要らない部分があります。
実はその部分なんです。
胴差と通し柱の連結部です。
本来は柱が抜けないように入れる金物なんですが、この部分は柱が抜ける代わりに胴差と柱が抜ける可能性があります。
実際にはボルトが入っていますので、簡単には抜けませんが、筋交い負担が極端に大きい間の場合、
Zボルトの引き抜き強度を超える場合があるようです。
ある設計士さんによると、Zボルトだけで問題ないところは「T1」
Zボルトだけでは数値が足りないところを「T2」の表記にしているようです。
「T2」の場合、胴差側面にホールダウン金物を横向きに貼り付け、胴差の外側からM16のボルトで寄せることが必要のようです。

これは、あくまでもある設計士さんの構造計算上の問題らしいのですが、実際に行ったところは見たことがありません。
それではまた。
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