PVアクセスランキング にほんブログ村

木ねじのお話 その5

昨日の続き
同じ材質のビスなのに、どうしてこんなに価格が違うのか?
まずダンドリやドラゴンビスのような、おまけ付きのビス。
これは絶対販売量が少なく国内で生産しています。コーススレッドなどの一般のビスと比較されないように、
形状を各社オリジナルにして、販売するときに1箱の入数や箱の大きさを変えて、
価格が高いのか高くないか分からないようにした上で、
(1箱の入数がだいだい内装ビス4箱分で内装ビスなら5000円以下ですが、おまけ付きビスは30000円くらいです。)
1箱に付きおまけを10000円分の商品を付けています。(当店は同じものでおまけ無しなら10000円くらいで売りますが)
逆に安いコーススレッド
この商品が発売された頃、現在は65mmで400円前後で販売されておりますが、発売当初は1000円以上していました。
安いので、各社乗り出し、値下げ競争が始まりました。最後に若井産業が価格を落とすため、箱の大きさを変えずに
本数を減らして現在に近い金額まで、値下げをしました。他社も指をくわえて見ているわけに行かないので、
入数及び箱の大きさも若井産業に合わせて現在に至っております。
だから、コーススレッドの65〜90mmは、箱が軽くて中身がスカスカなんです。
さらに大量に売れるためほとんどのコーススレッドは台湾か中国製です。
こんな様なことで、ビスの価格に大きな差が出ております。
おまけ付きのビスを使って見える皆さん。金物店でも同じビスを取り扱っております。
ただ、製造元があの中途半端なサイズ(内装ビスの特用箱4箱分)は、おまけ付きビスしか売らないバイヤー(展示会で説明販売する売り子)にしか出荷しない取り決めになっております。
そのため箱の大きさが小さいサイズしか入手できないと思いますが、中身は同等ですので御安心下さい。
もっとも、それでもコーススレッドよりかなり高いので、買わないと思いますが・・・・
木ねじも、30年でがらっと変わってきましたが、これもインパクトドライバーのおかげだと思います。
いや、インパクトドライバーがよくなった原因が木ねじの進化したことと言った方がいいのかも知れません。
皆さんには5日間に渡り、私の薀蓄(うんちく)にお付き合いいただきましてありがとうございました。
123251