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景品付きビス

材木屋さんの展示会に良く販売されているちょっと形状が変えてある木ネジ。
名前が「ドラゴンビス」「ダンドリビス」「JKビス」・・・と色々な名前がありますが、すべて販売の手口が同じなんです。
およそ250x250x150mmの段ボール箱に入れて、1箱30000円くらいで販売し、その代わり1箱に付き10000円分の景品を付けて販売しております。
購入される方は「付き合いで買わされた。」「おっかあに内緒で欲しいものがもらえる。」「経費で落ちるから良い。」
なんて、言っては購入しています。
ビスの形状は皿の裏側に微妙なフレキ加工をして、皿を沈みやすくして
ネジの切っていない部分に締め込み時の摩擦抵抗を減らすためのローレット加工を入れて
ネジの谷の部分にローレットや変速的なネジ山を入れて、さらに締めこむ時の摩擦抵抗を減らします。
そのため、多少の堅木や乾燥材に対してネジが入りやすく、使いやすいビスになっております。
実はこのビスは材木店の展示会専門のバイヤー(売り子)たちが紳士協定で買い手に価格を分かりにくくするためにこんな販売方式を取っています。
当然、このビスは金物店やホームセンターでは販売できないように製造元にも協力していただいております。
この製造元とは当店と付き合いがございまして、この製造メーカーの営業マンに
「このビスを売ってください。」
とお願いすると、
「この箱に入っているビスは販売できません。」
と、あっさり断れます。しかし、この営業マンは
「このビスは万能ビスの4箱分で箱詰めしていますから、万能ビスの箱の大きさか、細ビスの箱(万能ビスの1/2)なら販売します。」
当店では細ビス箱サイズの景品付きビスと同じビスはいつも常時在庫しております。
1箱あたり千円ちょっとで売っておりますので8箱分ですと10000円くらいです。
景品つきのビスは大きい箱で30000円から景品分の10000円を引いても1箱あたり購入者の負担額が20000円
これっておかしくありませんか?
景品に電動工具や鉋や鑿をつけているのを指をくわえて見ているわけに行きませんので、
一時、ある方法で景品付きのビスを入手してチラシ販売をしました。
その後ある時、公衆電話から自分の携帯電話に電話が来ました。
「知り合いの大工さんから聞いたんだけど、○○ビスを安く売っていますね。」
「すいません、どちら様でしょうか?」
「あの・・・○○(個人名)と言いますが、どこでこのビスを手に入れているんですか?」(こんなことを聞くのはおかしいです。)
「お宅はどこの方ですか?」
豊田市の方ですが・・・」(豊田市方面には販売していません。)
「そんな所にはこのビスを販売していません。お宅は何者ですか?」
と言ったら電話を切られました。
だいたい、誰から電話が来たかは想像が付きますが・・・・
それではまた。
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