こんな記事を書いたら、日本中の大工さんから
「現場施工者ではないものが偉そうなことを言うな！」
と御批判を浴びそうですが、h168さまよりリクエストがありましたので、あえて記事にさせて頂きます。
当店では10年ほど前から鋼製束にオールアンカーを併用することをお勧めしております。
※動画では穴あけ後切り屑を吸引しておりますが、実際に施工される方は、穴を開けすぎにして掃除をしません。打ち込み時、座金で止まっているので底に当てる必要はありません。
使用する鋼製束はタナカの新横綱と言って他社の物とは違いネジがM12ではなくM14を使用し、上下のプレートも厚いものを使用しております。
さらに大引の下面との隙間が出ないように天板がフラットタイプが売れております。
施工方法は図のとおりです
ボンドを使用しないために、即日施工ができます。
また、根太の取り付けには釘の縫い打ちが流行っておりますが、（今は根太レスだ！って言われそうですが・・・。）
ビス締めにこだわる方には、こんな話もします。
45mm厚の根太をビスで止める時、半ネジの90mmの万能（内装）ビスを使用すると確実にくっつきますが、根太が痩せてくると床鳴りの原因になることがあります。
これを90mmまたは75mmコーススレッドで止めるとコーススレッドのネジは2/3ほど付いているため、根太下部にネジが残り、寄付きが悪いんですが、
ちゃんと根太を足で踏んで根太が浮かないようにコーススレッドを締めると根太が浮かなくなります。
8年ほど前に寄り付いてしかも根太が将来浮かないように中央と先端のネジピッチの違う根太ビスを作っていただくように
同じ原理のコンパネビスを作っているウイングさんにお願いしたところ、
「採算が合わないので作れない。」
と言って断られました。
しかし数年前、若井産業がネダビスを発売したのに対抗して商品化しました。
ネダビスhttp://www.wing-miki.com/pdf/001_004.pdf
根太レスが主流になってから出しても手遅れだと思いますが・・・・。
それではまた。
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