市役所から掛かってきた電話の内容は、
「簡易救助器具の１年ごとの追加を各校区に設置するため、見積もりが頂きたいんですが、消防署から貴社で購入するように、どういうわけか指示が出ていまして、とりあえず説明しますので、市役所の庶務課まで来てください。」
と、いう内容でした。
これは、きっと消防署が気を利かせてくれたのだろうと思いました。
とりあえず、市役所に行き、説明を伺い、今回は仕様書が出来ていましたが、
「消防署から、貴社で購入するように言われてはおりますが、金額が金額のため、相見積を取らせていただきますので、御了承下さい。それから、なぜか『S販売店には見積もり依頼しないでくれ』と、言われました。」
とのこと。（理由は言わなくても分かります。）
帰ってから、見積書を作って名入れ梱包納品代込みで２６万円くらいですので、あまり儲かりません。
でも、どこかに見積もりを取っていますので、消防署に恥を書かせるわけには行きません。
ギリギリの金額で、役所に提出。
数日後、役所から電話があり、
「合計金額はあまり変わらないんですが、一輪車の値段がだいぶオタクの方が高いのですが、オタクは一才でもう一社はエイデンサカキヤ店さんが二才と書いてあるのですが、違うんですか？」
「二才は一才の一回り小さいタイプで少し安いんですが・・・」
「それなら問題ありませんので、契約に来てください。」
ということで、御注文ありがとうございました。
それから、毎年同じ注文を頂きましたが、ある年、市の方針が変わり電話で呼ばれました。
内容は、各町内会全域に防災倉庫を設置するということでした。
予算は、なんと８００万と言うことなんですが・・・
続きはまた。
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