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イガラシSPロール

皆さんこのタイトルお分かりになりませんよね。
これは、自動鉋盤(プレナ)の送材ローラーの一種です。
詳しくはこちらをご覧下さい。http://www2.gol.com/users/isp/
先日、久しぶりにイガラシSPロールに替えて欲しいとの○○建築様よりオーダーがありまして、交換してきました。
飯田の500mmの自動鉋の前ローラーをガンギロール(ギザギザの鉄製ローラー)からSPロールに交換しました。
今回オーダーされた理由は、ガンギロールで削り込み量が1mm以内の時、ガンギロールの凹み跡が付いたり、
超仕上げを掛けた後にガンギロールで押し込まれた部分が逆に膨らんでくる現象をなくしたいという要望からです。
昔、飯田工業のSP202という自動鉋がありました。同じ機械をマキタがLK510という品番で販売していました。
この二つはどちらもガンギロールの分割タイプを使っていました。
これは根太のようなものを一度にたくさん削った時、普通のガンギロールだと両隣の垂木の厚みが大きい時、
間に挟まれた厚みの薄い垂木がローラーに当たらず、バタバタ踊る現象を解消することが目的で、
ガンギ式の分割ロール(正式にはセクショナルロールといいます)を使用していました。
しかし化粧材の場合、この分割がアダになり分割した隣のローラーが少しだけ材料の上に掛かった状態で削ると
材料の上場が極端にガンギの食い込んだ跡が付いてしまいます。
そのため、数年後にセクショナルロールを普通のガンギロールに戻しました。
その頃のセクショナルロールはよく交換しました。
SP202は割りと単純な構造なので1時間くらいで交換できます。
今回は同じ飯田の機械だから2時間あれば出来ると思って交換に行きましたが、意外に複雑な構造&部品が重い!
予定外の3時間も掛かってしまいました。(疲れました・・・)
これでもうローラーの跡に悩まされないと思います。
○○建築様ありがとうございました。
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