三相の自動カンナの修理を行いました。
日立は「自動カンナ」と呼んでいますが
木工機業界では、厚み決めの自動と基準面を削る手押しがあり
どちらもできるので「兼用機」といいます。
今回はチップブレーカーが破損したので交換します。
鉋屑が詰まったところがチップブレーカー。
文字からすると鉋屑が飛ばないように止める部品のように思えますが
100Vの自動カンナにはついていないものが多い。
チップブレーカーの本来の目的は垂木のような材料をまとめて削る際に
送りローラーが1番目と2番目に高い木材の上に乗るため
3番目以降の高さの材料を送れないだけでなく
低い材料がバタバタを暴れて切削面を荒らさないように
低い材料を押さえるために分離型で個々に押さえる機能を目的とする。
開けてみると
左から4番目は新型に変えてあった。
新型は鋳鉄製で旧型はアルミ鋳物。違いは判りますね。
これが使用前使用後。
組付け後新型のほうが厚く手前を擦っていたので
ディスクグラインダで削って終了!