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木工機械の電気工事

昨日の記事でも書きましたが、昨日は朝から電気工事に行ってきました。
本来は機械の移動のみをお願いされたのですが、電気工事屋さんにお願いするといつ来てくれるのか分からないということで、
電気工事一式行いました。
前日壁面にブレーカーをつける場所にコンパネを付けて頂くことだけ、お願いしてありましたので、
まずは、ブレーカーを北面の壁と南面の壁に付けブレーカーは使用するモーターの大きさに合わせます。
なぜその必要があるか?
それは、取り付ける機械の定格をはるかに超えるの負荷が掛かった時、モーターの焼損を防ぐために適した大きさのブレーカーを入れ
モーターが故障する前にブレーカーを飛ばして、モーターを保護することと使用者に過負荷を防ぐことを啓発します。
最近の機械はモーターが複数入っていて、一つだけ過負荷になったとき、このブレーカーが飛ばないので、
機械の中に「サーマル」と言って、モーター一つ一つにブレーカーと同様の働きをするものが入っているものが多くなりました。
このような場合は、モーターの過負荷があったとき、当然機械の中のブレーカー(サーマル)が飛びます。
通常のブレーカーとは違い、大抵マグネットスイッチの下にくっついています。
見分け方は、マグネットスイッチと言う部品をまず見つけます。
 マグネットスイッチ
上からコードが3〜4本下からコードが3〜4本あってその下に丸い数字が書いてある樹脂製のダイヤルが付いています。
この部分をサーマルといいます。さらにこのダイヤルの中央か横に色の違う樹脂製の突起があります。
この部分がサーマルが飛んだ時の解除する部分です。
当然、この部分を押して解除するのですが、初めての人は恐る恐る押すため解除できません。
実はこの部分、飛んだ時でも押すと3〜5mmほど遊びがあります。遊びの部分だけ押さえても何もおきません。
解除する時は遊びがなくなってから、さらに強い力で押すと手応えがあって「カチッ」と小さな音がします。
これで、機械は回復するはずなんですが、ここで皆さんに一つ覚えていただきたいことがあります。
サーマルが飛ぶのは過負荷だけではありません。
それ以外の原因で飛ぶことがあります。出来るだけ原因を突き止めてください。
大抵が機械の異常になることが多いんです。
原因の対策が出来た上で、使用するならOKですが、原因が分からない場合は修理店にお問い合わせ下さい。


話はそれましたが、ブレーカーをつけている間、隣の旧作業場で土台にプレーナーを掛けていたのですが、
それが終わったら、親方が
「今から機械を移動するのでコードを全部外してください。」
「(心の中でえっ!)はい、分かりました。」
ということで、元電源を落として、コードを全部外したら、すぐに見習い大工さんまで総がかりで全部新作業場まで持ってきてくれました。
お弁当の用意はないし午後の予定が入っていますので、慌てて旧作業場の電線を迂回して、不要な線を安全に処理して、
新作業場に電線を引いて、機械とブレーカーを繋いで、回転方向を全部合わせて12時30分終了。
ちなみに私は電気工事士の資格なんて持っていません。
親方には一切責任を負わない条件を付けてありますので、問題ないはずです。
出来ることは何でもします。
皆さんお仕事下さい!よろしくお願いいたします。
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