PVアクセスランキング にほんブログ村

積み木の家?

数ヶ月前の話です。
初めて掛売りした大工さんのお宅に初めて集金に行くことになりました。
この大工さんの同居するお父さんは建築関係の職業ではなく、大工さんが今から18年前に自分で無垢材を駆使して、
いかにも大工さんが建てたと言わんばかりの建物です。
無垢材を使っているだけに、内装材も渋みがあり、分かる方には分かると思いますが、
今の若い方には見ようによっては、あまり綺麗な内装に見えないかもしれません。
予めアポをとってありましたので、玄関を入って、
「失礼しま〜す。」
すると、大工さんの母親らしき方が、
「どこの人?」
「大工さんに道具を買っていただいた者ですが、御集金宜しいでしょうか?」
「聞いてないけど?」
「えっ?」
「まぁいいわ。いくら払えばいいの?」
今回は機械の代金の一部を払うとしか聞いておりませんので、
「それでは、息子さんに確認します。」
携帯で、大工さんに○万円集金するように確認して、その金額分頂きました。すると、その大工さんの母親が
「この前、そこで(筋向いを指しながら)変な家が建ったけど、あんな家でいいの?」
「どんな家なんですか?」
「何か、積み木を張り合わせたような柱を使っていたけど、あんなので持つのかね?」
「あ〜それは集成材ですね。一応認可は下りておりますが、対応年数は25年らしいですけど、実際はそこまで行く前に接着剤が劣化して、剥がれるみたいですよ。」
「やっぱり。ウチの息子みたいに家はこうやって(無垢の格天井を指しながら)作らんと家とは言えんよ。」
母親だけに息子さんの肩を持つところがあるかもしれませんが、まだまだ無垢でないと家ではない、と思って見える方もいるようです。
それではまた。
454931