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修理できない常圧エア工具

最近やたらとMAXのタッカの修理不能の持ち込み品が多くなりました。
今でも現役で頑張っているタッカもありますが、10年以上前のタッカはほとんど修理不能なんです。
理由は言わなくても御存知の方ばかりだと思いますが、分からない方も見えると思いますので、御説明いたします。
住宅を手がけておられる大工さんは20年以上前から大半の方が4mmあるいは10mmのステープル(又釘)を打つタッカも使っています。
そのタッカは樹脂部品が使用しており、製造してから8年くらいで劣化不良を起こします。
劣化不良ということは、十分使用しての故障なら納得できると思いますが、
使わなくても必ず故障してしまいます。
当然自然劣化ですから、必ず交換部品がいるわけですから、部品在庫を販売した所が在庫を置くのは当然と思っております。
(でも、大半の販売店は部品在庫なんて持っていません。)
特に一時期良く売れたMAXのTA34シリーズ(TA34/TA34Bなどのタッカーやフィニッシュネイラ)は4年前に部品製造を打ち切っております。
(他にもCN510/540/550/501/504/505/565など高圧が発売される前の商品のほとんどは部品の補給がありません。)
当店としても最大限のお手伝いとして部品打ち切り直前に2年分以上は買い占めておきましたが昨年在庫が尽きました。
在庫がなくなってからは、お客様から
「何でもっと買っておかなかったんだ!」
と、お叱りを受けております。
しかし、在庫を5年分も持っていますと5年も経った部品は交換しても3年くらいで破損します。
これでは修理する価値がございません。
そのため、まだ10年以上、現役で頑張られる方には新品の機械の購入をお願いしております。
そこそこ使う方には、日立・マキタ・MAXのプロ用機を、
あまり使わない方には、外国製の修理可能機をお勧めしております。
これはタッカだけでなく、10年以上前に製造打ち切りの釘打機も同様です。
当店としては常に最善策を打っているつもりですが、限界があります。
この記事を見ておられる釘打機ユーザーの方々、今後も御理解の程よろしくお願いいたします。


追伸:ヤフオクで、部品補給中止のため修理できないジャンク品がたくさん出品されています。
「ジャンク品」と書いてあるにも関わらず、高額で入札される方がたくさん見えています。
使えるが、売主が責任を持てないものをジャンク品と表記しているので、修理不能の商材も使えるかもしれないと思っているのでしょうか?
先日、修理不能のジャンク品を「ジャンク品」と表記しながら、商品説明に
「修理方法はホームセンターに380円で部品を購入して交換すれば使えます。」
と、書いてありましたので、
「これは部品補給不能のため、修理は出来ません。」
と質問したら
「何が言いたいんでしょう?ジャンク品と書いてあるから部品取りに使うつもりで買ってください。ということです。」
と、返されましたので、
「商品説明に、”修理方法はホームセンターに380円で部品を購入して交換すれば使えます。”と、書いてありましたので。」
と、再度質問しましたら、逆ギレされたようです。
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