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先週の解答(基礎の養生)

昨日、産婦人科の病院に母親と一緒に新ママと新生児の様子を伺いに行きました。
母子ともに健在のようでしたが、残念ながら、新生児は入浴中だったため、お顔を伺うことは出来ませんでした。
とにかく健康が一番です。まずは、おめでとうございますと、言ったところでしょうか。
母(私の母です。とにかく自分の世帯に母と言われる人が4人もいますので、これからだんだんややこしくなってきます。)は、
腰が悪く長いはできませんので、早々の退散のなりました。
それでは、先週の解答に移りたいと思います。


先週の問題を出した翌日、今回の記事を取り上げるようにお願いされた大工さんからお礼の電話を頂きました。
今回の問題のポイントは”コンクリートはどうして固まるのか”ということがポイントです。
コンクリートに関しては建築請負側よりも、もっとプロでなければいけない基礎屋さんや左官屋さんでもこのことについてあまり触れていないようです。
とにかく、この大工さんから、
「基本的にお客さまから住宅のことに関して質問された時に必要最低限もお答えはできる知識は持っていないといけない。」
ということを言われまして、改めてこちらとしても大切なことの一つを再認識させられました。
外部サイト:生コン豆知識より引用します。(了解は得ていません。)
質問:セメントまたはコンクリートの乾きが早いとか遅いとかいいますが、どんなことですか?
答え:コンクリートを練ってから数時間すると、コンクリート流動性を失って手でちょっと押しても動かなくなります。この状態ではまだ硬化は始まっておりません。1日〜2日経つとコンクリートはかなり硬化が進みます。その時には上述したとおり水とセメントが化合するので、水がセメントにどんどん吸収されます。すると湿潤であったコンクリートが乾いたように見えます。これをコンクリートの乾きといっているようです。ですから、コンクリートの乾き始めというのは、硬化が進み始めたという意味になります。したがって乾きが早いというのは硬化の進行が早い遅いということと同じです。
 しかし、硬化に必要な水が蒸発してしまって不足となったために乾燥する場合には、ここの「乾き」という意味と大差があります。この点間違いのないよう注意が必要です。よくコンクリートの乾きをコンクリートが固まったと思う人がいますがそれは間違いです。乾燥のために乾きが早いのでしたら硬化の進行は阻害されますし、また、ひびわれが発生したりして大変なことになります。乾燥すると早く強度がでると勘違いして打設直後のコンクリート構造物の中で「たきび」をしているのを見たことがありますが、とんでもないことです。これではひびわれ、強度低下を促進しているようなもので、逆に散水養生をして強度発現を図るべきです。
質問:セメントは気温が低いと硬化力が遅いという事ですが、冬などのコンクリート工事はどうするのですか?
答え:セメントは温度が低いと硬化力が遅くなりますから当然コンクリートも硬化力は遅くなります。
 しかし、硬化力が遅くなることは決して強度が弱いコンクリートが造られることではありません。長期的な強度は初期のコンクリート温度が低いほうがむしろ出る傾向にありますが、冬のように気温が低いときは、コンクリートが固まるまでの時間が長く、固まってからの硬化力も弱いので初期にコンクリートが凍る恐れがあります。普通、コンクリートはマイナス0.5〜マイナス2℃以下になると凍ります。コンクリートが初期に凍ると硬化力を失い強度も出なくなりますので冬季の工事では、コンクリートを凍らせないようにしなければなりません。一般に日平均気温が4℃以下になるような時期に打設するコンクリートを寒中コンクリートといっています。寒中コンクリートの施工では、使用する水、砂、砂利等の温度を高くして練ったり、水セメント比を小さくしてコンクリートの強度がなるべく早く発現するようにしたり、また打設したコンクリートに電気とかその他の方法で加熱、保温したりしてコンクリートを凍らせないような工夫をしています。ただし、セメントを加熱してはいけません。
質問:コンクリートの養生とはどんなことですか、また、なぜ必要ですか?
答え:コンクリートの養生とは、コンクリートを練ってから、硬化するまでの間に、適当な温度と湿気(水分)を与えて十分に硬化力を発揮できるようにしたり、コンクリートの強度が十分大になるまで、過度の衝撃や荷重を与えないようにしたり、また風雨、霜、日光などに対してコンクリートの露出面を保護することを言います。
 昔から、“コンクリートは生きものである”とよく言われていますが、圧縮強度を始めコンクリートに要求されるいろいろな性質を十分に発揮させるには、温度と水分の二つの栄養分が必要で、特に初期に十分与えることが重要です。このことは、人間の赤ちゃんを育てる時のことを考えるとよくお判りのことと思います。
 なお、この温度と水分を与えるにはいろいろな方法がありますが、一般的に行われている方法を挙げますと次のようになります。


  1 普通養生
   コンクリートの強度促進、乾燥収縮によるひびわれ防止、凍結防止などの目的で特別に温度を上げるようなことはせず、打込み後1週間程度は、散水したり、濡れムシロ、カンバス、オガクズなどをかけて、コンクリートが表面乾燥しないようにする方法で、現場で打込まれるコンクリートの養生は、ほとんどこの方法と考えてよいでしょう。
 なお、北海道などの寒冷地で寒中に工事を行う場合、構造物をシートなどで覆い、コンクリートを暖める場合がありますが、これも広い意味の普通養生といえましょう。


  2 蒸気養生
  コンクリートを練り混ぜてから数時間後に、蒸気でコンクリートに温度と水分を与え、早く強度を出す方法で、道路用のコンクリート製品やプレストレストコンクリート製品などは、この方法で養生される場合が多いようです。

  3 オートクレーブ養生
   蒸気養生が済んだコンクリートをオートクレーブという特殊な養生釜に入れ180℃・10気圧程度の高温・高圧の蒸気により養生を行う方法で、この方法で養生することにより、800〜1,000kgf/cm2程度の圧縮強度を持つコンクリートを得ることができますが、通常のコンクリート材料のほかに、けい石粉などのシリカ質の粉末を混入することがポイントとなります。
 なお、この方法で造られる製品には、高強度パイルなどがあります。
 また、その他に電気を利用する方法や、高温の油の中にコンクリートをつける方法などがありますが蒸気養生を含めこれらの方法は、やり方によってはコンクリートに悪い影響を与えますので、十分注意を払う必要があります。
(以上、外部サイトからの引用)


以上、今回は専門外ですので、私からの解答は致しません。上記サイト文面を読んで、解釈していただければお分かりいただけると思います。
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