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岩田のコンプレッサー修理その2

今日は、久しぶりに予定の入っていない日曜日で、朝寝坊していつもより遅い更新時間になっています。
実は昨日我が家の新生児が生まれました!
3070gの女の子だそうです。血縁関係は姪の子に当たりますが、同一世帯なので”ウチの子”になります。
まだ、お目にかかってはいませんが、
「新生児よりほったらかしにしている母親を見てくれ。」
との新おばあちゃん(妹です)依頼で、今日は子守ならぬ母守でもしなければいけません。
それでは、昨日の続きになります。


圧力スイッチはある一定の気圧が掛かるとスイッチが番ったり切れたりする部品です。
ですから、エアを抜く機構はありません。
エアを抜くものは電磁弁を使います。電磁弁はその中にあるコイルに電気が流れると弁が開いたり閉じたりする部品です。
今回の場合はその二つを組み合わせれば、ことは収まるわけです。
ちょうど、この時中古の木工機械屋さんとお仕事をしていましたので、
「古い岩田のコンプレッサーの圧力スイッチが壊れたので、部品が取れますか?」
と聞いたら、
「ウチはコンプレッサーの再生は近くのコンプレッサー専門のところにお願いしてるのでそこで取ってあげるわ。」
とのこと。
数日後、連絡があり、
「やっぱり、このコンプレッサー古くて部品は入りませんとのこと。」
結局、自力で行うことになり、当店から歩いて1分の某空圧会社へ、
実はこの会社、25年前当店の2階で間借りしていた会社で、自分が社会のことが何にも分からないときに、
「仕事を行うものは、まず人脈を大切にしなさい。一人の能力には限度がある。しかし人の力は無限にある。だから人脈も自分の力の一つと言うことも覚えてください。」
と、教えてくださりました。
そんなこともあって、ここはエアは専門の会社。社長に事情を話すと、
「ウン、分かった。これとこれを取っておくよ。」
よく分かりませんが、とにかく”餅は餅屋”大船に乗ったつもりでお願い。
二日後、部品は入荷しました。
それを持って再び現地に。
さて、古い部品を外して、新しい部品を付けようとしましたが、一箇所どうしても部分が合いません。
ジョイントする専門の部品が必要になりました。
でも、この家具屋さんこのコンプレッサー毎日使っていますので、
途中駆けで、いつもの記事のように”また明日”と言うわけには行きません。
そういえば、ここから車で5分くらい離れた金物屋が工場部材も置いていることを思い出して、
そこに直行。(実は遠い親戚のSさんが定年過ぎても、この金物店で働いているんです。)
ベテランのSさんに尋ねようと思いましたが、Sさんは見当たりません。
なので、社長に
「2分の雄ネジと6mmの銅管をソロバン玉でつなぐ部品ありますか?」
「たぶん、この引き出しに入っていると思うので、そこから使えそうなものを探して。」
引き出しの中を物色しますが、似てるけど微妙に違うものがたくさんあります。
「これも違うし、これも違う。他にないですか?」
「ちょっと待って、○○さ〜ん。(Sさんのことです)」
すると、影からSさん登場。
「何が欲しいの?」
「2分の雄ネジと6mmの銅管をソロバン玉でつなぐ部品ありますか?」
「だったら、これで使えるはず。ちょっと形が昔と変わったけどまず問題ないよ。」
よく見ると何とか使えそうです。
「Sさん、ありがとうございます。」(でも、Sさんこの時、自分のことが気づいていません。)
車に乗ったら、Sさんやっと気がついて、追ってきました。
「ごめん、アンタか。今から何するの?」
「実はそこの家具屋さんのコンプレッサーが壊れて、修理しているんだけど。」
「そんなところに家具屋さんあったっけ?しかし、こんな遠くまで修理に来るの?ご苦労さん気をつけて!」
どうでもいい話はこれくらいにして、一路家具屋さんへ、
すぐに買ってきた部品を付けるとピッタリはまります。

試運転OK!
やっぱり、「人脈は力なり!」
それではまた。
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