一昨日2x4の工場のフレーミングマシンの釘打機のコンタクトアーム（発射するときの安全装置）折れの交換に行ってきました。
フレーミングマシンは2x4工法の壁パネルを組んで直角を出して釘を定位置に打っていく装置です。
今回は90mmの釘打機が使えないので、機械を止めていただき交換します。
フレーミングマシンから釘打機を取り外し、マガジンとノーズ(発射口元）を外さないといけないので結構面倒です。
終わる頃に工場長がやってきて
「この前直した65mmの鉄砲がまた壊れた。」
見ると、送り爪の一部が折れています。
「ついでに事務所に修理があるから後で来てね。」
工場内の研磨も預かり、事務所へ行くと工場長は電話中。
事務所カウンターには修理品らしきものが数台。
よく見るとカウンター横に新品のチップソーの箱がある。
このチップソーはこの前、持ってきたチップソーの箱の中に研磨するチップソーと入れ替えたものではないかと思い中を確認。
中はビニルホースも巻いてあるし、ビニル袋に入っているので手をつけてないのかと思いきや、よく見ると何か切れそうな感じがしない。
一応ビニル袋もビニルホースも外してみると
何だ！これは？
チップの側面が尋常ではありません。
ほとんどのチップ側面がまともに研磨が掛かっていません。
いわゆるサイド研磨のことです。
チップソーは製造時に側面を研磨します外周よりもわずかに中心方向に薄く、また刃先より後方に薄くなるようにして研磨することにより、
側面は刃先だけが当たり、軽く綺麗に切れる設計になっております。
ですから今回のサイド研磨の掛かっていないチップソーは全く切れません。
「申し訳ございません。新品と交換しますので、これは持ち帰らせていただきます。」
製造元の失態は売り手の失態です。
詫びるときも、自分の責任として心から陳謝いたします。
お客様申し訳ございませんでした。
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