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高圧釘打機ボディ交換その1

日立の高圧釘打機NV90HMの修理を致します。
今回の修理品はこちらです。

症状は排気口(写真上部)からエア漏れがあり、ヘッドを外すと中の部品のいくつかに破損や磨耗がありましたので、
部品を取り寄せて交換して動作OKまでは良かったんですが、ハンドル部分からエア漏れが。
よく見ると

この部分からエア漏れ、すぐに再見積もりをお客様の連絡し、了解を得てボディを交換します。
実はこのエア漏れ部分はマグネシウム合金製で、鋳造冷却時の収縮率がアルミ合金よりも大きいため、
巣篭もりが発生しやすく、それが原因でハンドル部分のエア漏れがたまに発生します。
どうして、この部分のエア漏れが多いか?
それは縮みによる巣篭もりを減らすために数十トンのプレスを掛けながら冷却しますが、
複雑形状のボディにはプレスが掛かりにくいハンドル中央部に巣篭もりが発生しやすくなります。
対策として、最初は部品代で2万円近かったものを半額近くに値下げして、
さらに、収縮率の少ないアルミ合金製の部品を値下げした同価格で補給するようにしました。
ですので、今回は対策部品であるアルミ合金製を取り寄せました。

これです。続きは明日。
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