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高圧65mm釘打機のボディ交換


この日は日立の高圧65mm釘打機のハンドル部分に亀裂が入っているため、ボディを交換します。
この部品はマグネシウム合金のため、アルミダイキャストよりも成形時の収縮が大きいために巣篭もり発生率が高く
ひびが入りやすい欠点があります。
そのため今回はお客様の意向で少々重くても、ひびの入りにくいアルミダイキャストタイプに交換します。

まずは重さの確認をします。450gを差しています。

次に部品を全部バラします。

トリガ部分は中にバネを入れながら不安定な状態で入れないと組めない構造になっています。(面倒くさい)

ちなみにハンドルの中は空っぽですがこれは必要な部分なんです。
パワーパックと言って、これから釘を打ち込むにあたり、ピストンを押し込むためにエアを確保する部分になります。
もしこの部分がないとホースからエアを引くわけですが、ホースのエアがシリンダに到達するまで、少し時間が掛かるため
釘が勢い良く入りません。
すべて部品を組み立てて、参考のために外したマグネシウム合金のボディの重さを計ります。

わずか300g。アルミダイキャストの2/3でした。
修理完成品は150g重くなったので、反動が小さくなるのでしょうか?
それではまた。
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