PVアクセスランキング にほんブログ村

今週の問題(税額表記)

最近は大工さんから消費税特需の声が聞こえてきます。
実際には職人不足の影響の方が強いような気がしますが、日本の人口は減少傾向のため、そんなに需要が伸びるとは思えません。
各住宅会社が下請けの職人さんの作業条件を厳しくするために、抜けていく職人さんが多いことが、
職人さんを募集する一つの理由でもあり、また「仕事ならいくらでもある。」の口車に乗せられてしまうことになるでしょう。
当店のような金物店では税別表記のところが多いようです。
某ラーメン店では、大きな看板にドカドカっと”290円(税込み304円)”と書かれたものが出ていますが、
どう見ても法に触れているような気がしますが、サイトを確認すると
「弊社は税務当局とも相談しながら、税抜価格表示を継続させていただいておりますので、ご了承ください。」
と、記されています。何とも不可解ですが・・・。
諸外国では、すべて税込み表記が普通なんですが、どこかの大臣が
「税込み表記にしないと納税感がなくなる。」
なんて、流通業界の気持ちが全く理解できていない発言がありました。
とにかく、金物店では消費税に関することが非常に曖昧。
口頭で見積もりすると税別の時は「税別」と言わない。
その理由を尋ねると「税込みにすると『税金分値引け』と言われる。」
と、訳の分からない話も耳にします。


前置きは長くなりましたが、今週の問題に移ります。
次のうち、金物店が税別表記販売する時、法に触れると思われるのはどれでしょう?(複数回答あり)
1.大工さんが”15000円(税別)”とだけ記された高圧洗浄機を家庭用に買う。
2.公務員に税別で書かれた私用の自家用物置の見積書を店頭で渡す。
3.店頭でDIY目的のプロ仕様スライドマルノコの価格を問い合わせたら、店員が税別価格で答える。
4.新聞折込チラシの価格表記が税別。
5.ダイレクトメールのチラシの価格表記が税別。


解答はまた来週!


追伸:皆さんがご利用されている金物店の税額表記はどのようになっているのか教えてください。
1792573