PVアクセスランキング にほんブログ村

スライドのお話 その1

先日h168さまのところで少しかじったお話からになります。
リンク元http://d.hatena.ne.jp/h168/20130723/1374586128#c
「スライドの方式についてのコメントが入っていますが、後方方式と手前方式では、根本的に大きな違いがあります。
ベアリングが固定側か?移動側か?と、言うことではありません。
何が違うか?
それは手前式の場合は、2本ともベアリングでスライドしますが、後方スライドはベアリングが片方のみで、もう片方はダミーなんです。
ダミー軸はポールの肉厚も半分以下で軽量化のお手伝いをしております。
ダミー軸の本来の目的は、本体がベアリング軸を中心に回転しないように、支えているだけなんですが、実はこれが大切なんです。
この先は話が長くなりますので、次の機会にも記事UPさせて頂きます。」(抜粋)


この件は後回しにして、最初にスライドマルノコが発売されたのは今から25年以上前になりますが、
日立工機から発売されたC8Fでした。

これまで卓上マルノコしか存在しなかった時代に初めて、スライドマルノコが登場しました。
当時の常識を覆したことは確かでしたが、ユーザーの中では評価は低く、皆さん口々に
「何でテーブルが傾斜しないの?」
これだけの理由で売れませんでした。
日立工機は苦肉の策で、片側の背中の定規の角度を可変式(但し要レンチ)にしたものをオプションとして発売しましたが、
背中の定規が片側しか当たりませんので、あまり実用的とはいえません。
数年後、満を持してテーブルの角度の変わるC8FBが発売しました。

丁度、発売時期に名古屋の国際木工機械展に出品され、数ある高級な木工機械の中で、最優秀賞を受賞しました。
もちろん、当時は出荷が全く追いつかないほど売れに売れました。
この頃のスライドは後ろの2本のポールがスライドする方式でした。
そのスライドポールがこれまでのスライドの歴史を語っています。
続きは明日。
2178489