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続々値上げ

タジマの大半の製品が値上げになりました。
若井産業の商品も値上げです。消耗品は思い切り買い占めておきましたので、
値上げはまだ先になります。

ロールビスもしっかり積み上げました。
そもそも今回の値上げの要因は消費税とは関係なく、中国製品の価格上昇によるものらしいです。
いくら中国人と言えども、日本人並みの生活水準に変わりつつあります。
携帯電話を持って、自動車も所有して、それなりの賃金を頂かないと生活はできません。
これからは建材不足が起きそうな様相もあります。
駆け込み需要の前例からでは、断熱材・サイディング・合板など、工期に影響しなければ良いですが・・・。


値上げと言えば、大工さんの手間受け単価が上がった話もチラホラ出ています。
とにかく落ち込みすぎてしまった手間請け代。
一日いくらではなく年収ベースでモノを言わないとサラリーマンに安さを理解していただけません。
これから日本を支えていく30〜40代の働き手が住宅ローンを返済して、奥さんと子供2人を養っていくには、
ボーナスのない職人さんには最低手取り30万円(税別)は必要です。
先日テレビを見たいたら、現在のサラリーマンの平均手取りが259000円とのこと。
年収換算すると手取り(259000円+税金・保険などの天引分20000円)x12ヶ月+ボーナス1000000円≒435万円
大工さんの手取りが30万円だとすると、単純計算で30万円x12ヶ月+税金10%≒年収400万円
手間受けの場合それに年間の経費と保険代を加えると年間手間請け代を600万円近くにしなければいけません。
また、建前や応援の大工さんの賃金を差し引くことも忘れてはいけません。
でも、これはあくまでも、事故や失敗のない最低での話。
実際は、クレーム処理や仕事が切れたり、会社の段取りが悪くて、作業が出来ないことはよくある話です。
手間受け賃金があまり安ければ、時には別の会社に移籍も考えないといけません。
これは個人個人の問題ではなく、職人さんの業界全体の話です。
作業内容のレベルUPも図るべきですが、賃金のレベルUPも真剣に前向きに他の職人さんのためにも
そろそろ考える時期が来ているような気がします。
職人さんの業界全体が良くならないと、これから来る職人不足に対応できなくなります。
手間受けを依頼する建築会社の方々、またお施主様方、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
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