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職人さん!今こそ立ち上がれ!その2

今、手元に2005年の国勢調査の資料がありますが、大工数についての推移ですが、
一番多かった1980年が92万人
1990年が72万人
2000年が63万人
2005年が53万人
ここから先は推定数になります。
2010年が48万人
2015年が37万人
2020年が30万人
何と40年で3分の1以下になるということです。
この結果から分かることとして、
1.利益が出ないから大工さんの成り手がなくなっている。
2.一軒あたりの大工さんの手間が掛からなくなった。
しかし、上の数字を見て分かると思いますが、これから10年も経たないうちに今の3分の2になってしまうということなんですが、
住宅会社が今よりコストダウンするためにこれ以上職人さんの賃金を減らすと職人さんは生活ができない領域になるでしょう。
かといって、工場生産率を上げると(ユニット住宅のように)逆に原価が上がってしまいます。
例えばユニット住宅は工場生産するときにパーツで運搬するためにパーツごとの建て起こしを見ながら作ります。
またパーツごとに吊り上げても良いような構造にします。
これだけでも余分なコストがかかるんですが、さらに建方時運搬チャーター車を10台以上手配するため運賃だけでも100万円近く掛かります。
でも現実ローコスト住宅の手間受け大工さん、一軒あたり100万円も頂いてないはずです。(しかも経費込みです。)
ようするに、今のような工法が一番コストが掛からないと思います。
サラリーマンの平均年収が600万円台と言われている中で手間受けの職人さんの平均年収が400万円台と言われています。
職人さんに週休二日はありません。怪我の補償もありません。
職人さん!今こそ立ち上がれ!
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