先日SL550さまが来店された時、今は亡き貴重なリョービの直角切断専用の造作マルノコを持ち込まれました。
通常のマルノコはベースを傾けるとベース開口部中央側と安全カバーが当たるため、
刃口を広げるか、造作マルノコのようにスライド刃口をつける必要があります。
しかし、この造作マルノコは直角切断専用でのため、スライド刃口がありません。
アルミベース部も結構厚いので、精度はかなりの優れものです。
SL550さまは若いのに今時貴重な刻み加工の現役とのこと。
それならば、このマルノコが大いに有効な武器になると思います。
今回持ち込まれた理由は音が大きいことと、平行定規を止めるネジがバカになっているとのこと。
止めネジのネジ穴がM5だったため
「この穴にM6のタップを掛けて、チョウネジをM6に変えますか？」
と、質問したところ
「先輩がもっと厚い鉄板に変えたほうが良いと言われたので、そうしてください。」
とのこと。はるばる往復１日掛けて来てくださったので、断るわけには行きません。
まず、交換する鉄板の厚みがその上の4.5mmか6mmのフラットバーを探すと在庫に6mmのフラットバーがありましたので、
それを2枚カットします。
交換するサイズに合わせて微妙な部分はグラインダーで削り合わせます。
取り付け部のネジ穴2箇所開けて中央のネジ穴は左定規を当てた時にツマミが当たらないように少し中心からずらします。
続く
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