PVアクセスランキング にほんブログ村

自動カンナのベルト交換のはずが

日立の自動カンナP100FD1のベルトが切れたので部品を取り寄せて欲しいとのこと。
部品が入荷したので電話をすると
「建築屋の倉庫においてあるけど、急ぎで欲しいので、ハメといて。」
修理代は実費でいただきますので、ついでの便で伺います。
倉庫に着いてベルトを交換しようとするとモーターのプーリーが全く動かない。
これはモーターのベアリング不良である。
時間があれば、このまま車載在庫のベアリングを交換するが次の予定があるため、それだけの時間がなく、一旦退散。


翌日、ベアリング交換をします。
ところが今度はプーリーが酷く錆び付いていて、固くて全く取れません。
仕方がなく、店に戻り、バーナーで触れないくらい熱く炙って、抜き取ります。
再度交換して、終了。

試運転をすると、「ガチャンガチャン・・・・」音がおかしい?
これはチェンだろう。
チェンの蓋を開けると、チェンも錆び付いてうまく動かない。
今度はチェンを交換します。
もちろんチェンも車載しております。
(ちなみにバーナーは危険なので車載しません。)
木工機械に使われているチェンは正式にはローラーチェンと言って一般に使われているチェンで#35/#40/#50の3種類があればほぼ90%間に合います。

長さは機械によって違いますが、定尺3mのものを必要に応じてカットするだけですので、既製品を使えば純正の数分の1のコストで済みます。
カットが出来たら、ジョイントリンクで繋ぐだけ。

元通りに組み立てて、終了です。
お客様に完了の電話をしましたが、前日から高熱でダウン中とのこと。
大工道具なら直しますが、大工さんは直せませんのであしからず。
3817815