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ギブアップ

この日は、緊急で日立自動カンナP100FD1の修理依頼があった。
症状は電源を入れるとモーターが重くて回らない。
実は一週間前に同機の同じ症状の修理をしていた。
原因は99%モーター軸のベアリングのさび付きのよるものである。
そのためベアリングを交換するだけであるが、たまにベアリングの手前のプーリーが抜けないことがある。
(ヌケないと気持ちよくないと言うコメントはご遠慮願います)
先週の修理はプーリーが簡単に抜けたが


今回の自動カンナはしばらくの間、外に放置してあったらしく
定盤の錆を取るのにCRC5-56を2缶使ったそうである。


とりあえずモーター軸を外してみる。
プーリーを抜きやすいように先にベアリングを破壊しておくが

ベアリング抜きを使っても動かない。
ヤプーラーでもビクともしない。
バーナーで炙っても全く動かない。
プーリーの新品があれば、プーリーを破壊する手段があるが
プーリーはすでに補給中止である。
ここでギブアップである。


仕方なく、依頼者に電話で
「申し訳ございません。プーリーは抜けませんでしたので、アマチュアアセンブリで交換します。」

なぜかこのアセンブリは現在も補給しているので、ごっそり交換して終了。