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マキタ定盤固定自動鉋のインバーター交換その1

5月中旬の話であるが、お客様から「固定定盤の自動がエラーで動かない。」との連絡。
至急伺い機械を確認。

この機械はマキタで一番大きく全長が7.5m幅が650mmまで削れるオートリターンの自動鉋です。
今回の状態を確認すると電源は入るが起動しない。
二つあるインバーターを見ると小さい方が数値が0のまま、大きいほうは数値のところが「ERROR」表示。

小さいインバーターは自動昇降用で、大きいインバーターは自動送り用である。
ERRORが出ていることからこのインバーターの不良の可能性が高い。
すぐに部品を発注するが、納期の回答が「未定」
マキタの担当が「市販品で間に合いませんか?」
インバーターは機械ごとその機械のデータをインプットしてから部品を出荷するものである。
それなのに市販品で間に合うと言うことは、データを譲ってくれると思い、インバーターのデータ入力ができる業者に問い合わせる。
回答は「マキタがデータをくれるわけがない。」
やっぱりである。折り返しマキタの担当に返すと知らなくて市販品がそのまま使えると思っていたようである。
仕方がないので、納期回答を1週間ほど待つと「納期は6月2日」


6月2日当日部品が4時ごろに入ってくる。
開けてみると変更配線図が入っていない!
古いインバーターと今回のインバーターでは明らかに形状も配線箇所も全然違う。
まだ明るいので、ぶっつけ本番で現地に向かう。
古いインバーターの蓋を外して、本当なら線を1本1本付け直したいが、線の長さがないし、
それよりも照明があっても暗いのと老眼で文字が見えない!
仕方がないので、老眼鏡&携帯照明で1本づつ解読しながら線をすべて外す。

幸い扉の裏側に簡易配線図がある。

続く