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今昔物語(マルノコの深さストッパー)その1

マルノコの深さを決める時のストッパーは現在ワンタッチ式が主流になりました。
それまでは長い間、蝶ナット+角根ボルトが一般でした。

この方式はリンク(角根ボルトの根が入る鉄板部分)が薄いので、落とすとすぐに曲がったり平行が狂うなどと言われ不評でした。
(平行が悪いのはアンギュラガイドの歪みやギヤカバーの問題の方が大きいですが、当時はみんなリンクのせいだと言われました。)
それと深さを変える時、ネジとリンクが擦るため、角根ボルトのねじ山が傷み、蝶ナットまで逝かれることの頻繁にありました。
そこでネジ山のつぶれにくい角ネジタイプが登場しました。
普通ネジと角ネジ
角ネジはネジ山の高い部分が尖っておらず、平らためリンクが擦れても磨耗しません。
また強く蝶ナットを締めてもネジが傷みにくい利点があります。
さらにもう一ついいところは、ネジのピッチも粗いので同じ一回転回した場合、
緩む量が大きいので締めやすく緩めやすい利点もあります。
そのため、当時はマキタも日立も角ネジに変えたため、その部品をたくさん在庫して、
旧タイプの普通ネジの角根ボルトの注文があると角ネジのセットの交換していました。(今でも行っています。)
しかし、コストが高いせいか、日立だけ角ネジを普通ネジに戻してしまいました。
どうして改悪をするのか?と思っていたらマキタはワンタッチレバータイプの5837BAを発売しました。
最初は評判が良かったんですが、使っているうちに不評が多くなってしまいました。
続く
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