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今昔物語(マルノコの深さストッパー)その2

現在も変わっていないマキタの5837BAは「深さがワンタッチで解除ができる」と言う触れ込みでしたが、
実際に使ってみるとレバーが以外に固く、女性には無理があるほどでした。
数年後レバーを長くして、発売当初よりはかなり楽になりましたが、それでもまだ重いと言われます。
日立はマキタがワンタッチに変えたとき、すぐに90度傾けるだけの簡易レバー式にしました。
しかし、大昔からリンク方式はリンクがすぐ曲がるので大丸のような刃のカバーの裏側にあるネジ式にして欲しいとの要望を受け
日立の5型マルノコの発売を機に指先1本で締められるレバー式が発売されました。

でも、このレバー式は今から40年以上前の180mmマルノコに採用されていたことは、ほとんど知っている方がおられないと思います。
最初の5型レバー式はアルミ製リンクの付け根が極端にもろく、落とすとすぐに折れました。
そのため、その次の形式から強度のある現在のものに各社変わりました。
現在のレバー式ですがリョービのレバーはブーメラン型になっています。

これは刃の出し方を2cm以内で固定したい時、中指等でベースを保持したままだと、
マキタのような普通のレバー式の場合、親指が届きません。
そのためブーメラン型にしてまず手前の突起で仮固定して、その後に長いレバーで本締めします。


一番使用頻度が高いと言われるマルノコ。
今後も、より使いやすい工夫を各社競っていただきたいことを願って本日の締めと致します。
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