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ワンタッチレバーは万能ではない

欲しい方がたくさんいるのに販売を躊躇しているマルノコの平行定規ワンタッチレバー。

その理由の一つに1個だけの販売では採算が合わないこと。

これは既製品のまま販売しているところもありますが

既製品は締め付けた時に定規がズレることがあります。

ズレる原因は平行定規のボルト先端の一番高い位置がボルト木口の端にあるため

締め付けた時にその端が定規を左右のどちらかに動かしてしまうので

これでは売る意味がありません。

そのため、当店ではボルト1本1本の先端の中央が一番高くなるように加工してあります。

さらにボルトとスプリングとレバーの3点の組違いがないように組んでから

ばらけないようにテープで巻いてあります。

 

さらに問題なのはマルノコによってメネジがM5とM6がありますが

見た目では区別がつきにくいんです。

M5と言ったらオネジの外径が5mmと言う意味ではありません。

確かに外径が約5mmですが、スケールで測ると1mmくらいは読み違えます。

ですからM5と言うネジがどういうものか理解のある方でないと難しいところがあります。

 

さらに例外のような機種がありましたので昨日確認しました。

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マキタのKS513D。通常の平行定規固定つまみにズレ止め加工がしてあります。

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一見、何も違わないように見えますが

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ボルト先端で固定しているのではなくコの字の金具で固定してあります。

そのため、その金具のナットを外し(実は左ネジです)

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その状態でM6のワンタッチレバーをねじ込むわけですが

懐が大きいので通常の六角ボルトM6x20では届かずM6x25でギリギリなので

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余裕をもってM6x30でうまくいきました。

こんな調子なので、皆様のご理解をお願いします。