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木工機械の移動 その1

少し前のことですが、作業場を少し縮めるので機械を移動して欲しいとの依頼がありました。
ここは直角二面鉋盤と固定定盤自動鉋が縦連結してありました。
移動前はこんな感じです。

この状況の中で
1.木工機械は、すべて使う。
2.狭くなっても出来るだけ使いやすくする。
3.大幅に動かすと時間もコストも掛かるので移動量は出来るだけ少なくする。
この条件の中で、最低でも動かさないといけないのは、完全に外に出てしまう直角二面鉋である。
しかし、そのまま自動鉋側に寄せるとスペースが取れなくなる。
そのため、棟梁に確認する。
「刻みますか?」
すると「刻みません」と回答されました。
刻まないのであれば直角二面と自動の間を6m空ける必要がありません。
造作材は2間半まで削ればOKということなので、間隔を4.5mにします。
間隔が4.5mになると使用者の移動量がかなり減るので、楽になります。
また、最悪6mを加工したい場合直角使用時は自動のヘッドを上げれば6m以上でも加工できますし
自動の場合直角のヘッドを上げるか退避すれば、長さ6m以上も削れますし最高で高さ400mmも削れます。
面倒なようですが、そのような時は1本づつしか削らないので問題ないと思います。
続く
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