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エア漏れ=パッキン不良ではない

過去記事でも触れているが、同業者が良く使う言葉でエア漏れしている釘打機を見ると
「パッキンが逝かれている。」
と、言われる方が見える。
一概にパッキンと言うとエアを止めている部品のことを言うので、パッキンが逝かれたらエア漏れをする。
しかし、エア漏れの原因はそれ以外にもたくさんある。
よく逝かれる部品は
1.樹脂部品
2.Oリング
3.紙、またはそれの代用となるパッキン


1の樹脂部品は経年劣化するために、使っても使わなくても5年以上使うと破損が始まる
破損すると、その部分からエアが漏れたり、破損した破片がいたづらして、エア漏れの原因になることも少なくない。


2のOリングは比較的長持ちするがそれでも10年過ぎると劣化が始まる。
特にオイルの入れ方が少ないと磨耗が早い。
最近の台湾製品は、異様にOリングの磨耗が早い、あるいは劣化が早い(時に台湾日立製)


以上の1と2に関しては修理をしている者としては、パッキンとは呼ばないがパッキンの一種と言われれば否定できない。
逆に同じOリングでもピストンのOリングは破損しても外してもエアは漏れない。(リターン不良が起き空打ちになる)


エア漏れには止めている部品不良の原因以外がある。
それは、元々エア工具は使ったエアを抜く機構がある。
その機構が何らかの理由で働きっぱなしになると常にエアが漏れるので、症状は「エア漏れ」になる。
釘打機を使われる皆さんにお願いがあります。
エア漏れなど修理を出される時に単純に「エア漏れ」とは言わずに
・どんな時に漏れるか(ホース接続時/打ち込み時/常になど)
・どんな頻度で漏れるか(常に/?%くらい/極たまになど)
・どこから漏れるか(ホース付近/排気口/トリガ/発射口/機械の継ぎ目など)
また、修理を出される時に出来るだけ本体に問い合わせ先の携帯番号を書いて
「分からなければ、電話してください。」とか
「修理する前に電話を下さい。」
なんて書いてくださると、修理をするものが楽に修理が出来るので余分な部品を替えずに済むため
早く安い修理が出来ます。
当店にもたまに県外から修理品が届く時があります。
直接症状をお聞きしていないので、大抵電話確認をさせていただきます。
その方が自分が楽な上に、クレームも出にくくなりますので。
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