PVアクセスランキング にほんブログ村

日立の製造番号

日立の新型ビス打機の入荷状況が未だに良くないので、問い合わせがあっても
「商品が間に合いません。」
とお答えすると、
「そんなに売れているのか?」
と、質問されますが、ネット販売を見ても、それほど流通しているようには見受けられないので、
とりあえず、たまにしか入ってこないWF4H3の製造番号を確認してみます。
日立の製造番号は6桁か7桁なんですが、一番左が製造月で、その次が製造年(西暦下一桁)で残りがその月に製造された通し番号です。
どれを見ても通し番号が300以下。
と、言うことは多目に見積もっても一月あたりの生産台数は1000台もない。
仮に500台と仮定すると人口比で愛知県に25台、そのうち三河営業所に入荷するのが7〜8台。
営業マンが4人いるから営業マン1人につき2台の計算になる。
一人の営業マンで主力販売店を数十軒担当しているから、1台でも入荷すれば良しとしなければいけない。
発売当初ある販売店のブログに「10台入荷しました」と書いてあるサイトがありました。
でも代理店に確認したところ、1台も納品していませんとのこと。
日立工機はモーター以外は組立しか行わないマキタと違い、
アルミ鋳造から歯車切まで行い、下請け加工をほとんど依頼していない。
また生産できるラインに限界があり、各機種とも1月に数日間しか生産しないようである。
生産ラインは、おおよそ半日〜3日程度かけて、次の機種のラインに組直すといったことを繰り返すようである。
そのために一旦品切れを起こすと次回入荷まで日数が掛かる。
新製品でなければ在庫のある営業所から回して頂くが、新製品だとそれができない。
また、予想以上の販売台数が増えても、原材料の用意がすぐには間に合わないものもあるため、
即月追加生産も厳しいようである。
とにかく電動工具やエア工具は買う方に取ってみれば、高価な商品であるが
作り手にとっては手間のかかる割に単価が安く、生産効率を重視しないと赤字になってしまう。


ユーザーの皆様には、そのあたりのご理解をお願いいたします。
5249811