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メーカーの定価

先日のコメントで18Vと14.4Vの本体のみは見た目が違わないけど価格差はどこにある?
と、聞かれました。
個人的は見解になりますが、製造原価はほとんど違わないと思います。
建築の仕事では基本オーダーメイドなので、ユーザー価格は手間代をい含めた原価を基本に弾いていると思いますが、
電動工具のような規制商品は原価が基本ではなく、いくらだったら妥当か?で決められることが多いようです。
だから定価が高いから能力が高い、あるいは売価が安いからモノが悪い、
というわけではないと思います。
とにかく大量生産する既製品は何台製造するのか不明です。
仮に月に1000台作ることを基準にしても売れなくて500台になったら原価が上がるし
1年で廃盤になれば、設計コストが高くなってしまします。


昔、ある電動工具メーカーの本社に行った時、
ウチのディスクグラインダーの定価は1万ちょっとだけど、そのモーターにジョイントカッターの刃と治具を付けたら定価が4倍になるけど、分かる?ジョイントカッターはディスクグラインダーと販売する台数が3桁以上違うんだから、これくらいの定価にしないと採算が合わないよ。
確かにそうである。
チェンノミあたりは良い例で、過去に何度も値上げして、現在売れている時期の倍以上の価格になっている。
それでも採算が合わないようで、最後の一機種が生産終了となってしまった。
この値上げは物価とは関係ない。
その間にディスクグラインダーの定価は上がっていないですから。