「ライトブラウンのコークあるか？」
「ライトブラウン？って建材の色の名前でしょ。色に規格はないので分かりません。」
「何で分からん。」
電話で色を伝えるのは、白か黒ぐらいで、ほかの色はアバウトにしか受けられません。
「5cmくらいのアングルの金具あるか？」
「アングルと言われましても・・・、帯状の鉄板の中央を90度に曲げたもののことですか？」
と返すと理解に苦しまれます。
”アングル”＝”帯状の鉄板の中央を90度に曲げたもの”ものと思っておられますところに
こんな言い方をすると考えすぎてしまいます。
でも、別のものをアングルと呼ぶ場合もありますから、
電話を受ける側は常に言い方を変えて、確認を取らないとお互いに無駄な手間がかかるだけでなく
今後の予定も狂ってしまいます。
昔、問屋さんから大量にこんな”アングル”の金具を頂きました。
ハンガードアの補強金物にたくさん使っていただきました。
でも、この金物をどうしてくれたか伺ったところ
「電話で『200mmのL鋼を90度にくっつけたものを作ってください。』と言われたから作ったけど、勝手が反対だった。」
とのこと。
要するにこちらが希望のようであった。
やっぱり勝手は電話では伝わりません。
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