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いつもうまくいくとは限らない

先日、ピヨ三郎Zさまから荷物が届いた。

よく見るとお土産が同梱されている。「奥さんへ」になっていたので、帰宅後カミサンに渡すと
このときは珍しく大きな声を上げて喜んでいた。
改めて、ピヨ三郎Zさま、ありがとうございました。
前回の展示会でそんな話をしたのを思い出しました。


話を戻しまして
最初はアルミを溶接してほしいとのことであったが、難しそうな注文であったが、


今回はかなり難易度の高そうな位置である。
アルミのガス溶接棒で溶接個所を400度以上にして、さらにその状態を保ちながら溶接棒を塗りつけることができれば
半田を盛るように溶接ができるのであるが、配線などが近くにあると電動熱で溶けてしまうので、
付近の危うき部品はすべて外す。


金属部分だけにして最初に患部の塗装と酸化被膜を削り落とす。
次にトーチで炙る。とにかく炙る。
タンクの端が熱くて触れないくらい炙るが400度弱で溶けるはずの溶接棒が溶けない。
トーチを離すと温度が下がるかもしれないので、トーチで少し離れたところを炙りながら溶接棒を当てると
タンクに擦る部分が溶けずに、そこから1cmくらいのところが溶けて折れる。
これはタンクよりも空気の温度が高いためのようである。
トーチでこれ以上炙れないくらい炙ったが患部は400度まで行かないようであるか?
それとも、やり方に問題があるか?
トーチをもっと温度の高いものを使えばいいかもしれないが、別の小さなアルミ片で行ってみると溶接できている。
しかしアルミそのものも溶けかけている。
もしタンクが溶け掛けると、45気圧に対して責任が持てないので、ギブアップする。
ピヨ三郎Zさまにお詫びの電話を入れる。
次回同機種の下取りがあるまで待って、廃棄タンクと入れ替えることにした。
改めてピヨ三郎Zさま申し訳ございませんでした。