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釘打機の空打ち

釘打機が空打ちする時、”釘の送りが悪い”と決めつける方が見えますが、
それ以外にも原因があります。
空打ちの原因として


1.送り不良
A:フィーダー(送りのピストン)の動作不良のため、釘の送りが遅すぎて間に合わない。
・Oリングの不良
・ゴミが入って動きが遅い
B:送り爪の不良のため爪が釘を拾えずフィーダーだけが空送りしている。
・送り爪が破損
・送り爪の裏のバネの不良
C:ラチエット(ドア側の爪でフィーダーが戻るときに釘を戻さないようにしている)不良のため、いったん送った釘を戻している。
・爪破損
・爪のバネ欠損または不良

  
2.メインピストン(釘を直接叩く部分)のリターン不良のため、釘の上まで来ない。
・メインピストンのOリングの摩耗または破損
・バンパ(メインピストンが下に当たる部分)の破損
・シリンダ外側の空気抜きを止めているOリングまたは帯状のリング不良


3.全体摩耗
ドアのラチエットやヒンジ部分など至る箇所に少しづつ遊びが大きくなっており、
すべてを交換しないと完全に治らないほど消耗している。
この場合は買い替えを考えてください。


以上、ご参考にしてください。