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困ったパネルソーの修理 その1

1か月ほど前に使いっぱなしでほとんど手を掛けていなかったパネルソーの修理依頼で
ボロボロのベルトと押さえゴムを交換したんですが、先週刃が出てこないとのことで再度伺いました。


今回のパネルソーは、ほとんど出回っていない伴鉄工製。
この会社は10年近く前に倒産して後継者が部品供給と修理を手掛けていましたが
元々このメーカーは取り扱っていただける代理店に縁がなく、
ヒルティのようにメインは直販となっていました。
後継の会社も昨年末に株主会議で社長が解任されたらしく、
現在消滅しているようなので、大きなトラブルがあると問い合わせるところがない。
とにかく、刃が出ない原因を順に調べる。
まず、刃が出るタイミングでリレーからの信号が出ているか?
配電盤を開けて、テスターでチェックすると、刃が出るタイミングで200V出ている。
ここまでは異常なし。
昇降させているエアシリンダについている電磁弁には電圧が出ているか?
調べないといけないが電源を入れた状態でパネルソーの内部に入らないと確認は不可能である。
従業員の方に協力を頂き、何か事があったら、元ブレーカーを落としていただく条件でお願いする。
機械の高さは3mほどあり機械の中は75㎝角あるかないかくらいの広さ。
0.5畳のトイレより狭く感じるが、とにかく入り口がない。
手前の板とレールの隙間が25cmくらい開いているのでそこから入る。
道具箱を持ったらは入れないので必要な道具箱は別の隙間から入れる。
写真も撮れないが無理やり撮影
こちらが後ろ側

こちらが前

シリンダについている電磁弁にはエアが来ていることを確認。
電磁弁に信号が来れば弁が開いて刃が出る仕組みである。
万が一、刃物が昇降してもチェンに体を取られないように気配りしながら電源を入れていただく。
信号は来ている。
と言うことで、電磁弁付きのシリンダが不良が確定。
このシリンダは20年以上前の品物。代替品があるかどうかは不明である。
とにかくシリンダを外して、先日のエア関連の会社に持っていく。
続く