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困ったパネルソーの修理 その3

シリンダの修理依頼をしていたところから、完成の連絡が入った。
翌日、引き取って取りつけに伺う。

問題の今は無き伴鉄工のパネルソーである。
裏からは壁にくっ付いているので入りづらい。

側面も僅か25cmほどしか開いていない。


その隙間に体をねじ込んでシリンダを取りつける。


配線と配管を接続し、試運転。
ガシャーン ウィーーーーーーン スパン
あれ!刃が15mmほどしか出ない?
シリンダは正常に移動しているか?問題ない
気圧は?問題ない
よく見ると退避位置が奥すぎる?
シリンダ位置を目一杯上げるが、2cmくらいが限界。
もう一度別の視線で確認する。
すると正面下に刃の出る支点位置の調整ノブがある。
回してみると目一杯引っ込んでいた。
これを手前に出したら問題なし。
この時工場にいた社長の上の息子さんに確認すると
「こんなのは触ったこともなければ、存在すら知らない。」
とりあえず、これで終了。
帰りに第二工場に寄ると下の息子さんが見えたので、声を掛けてみる。
すると、
「シリンダを外した後、掃除した時に『これは何だろう?』と思って回したと思う。」
これで、心置きなく帰れます。
それではまた。