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入隅カッターQ&Aその2

・高さの微調整は簡単か?
深さの調整は試作の時には設定がありませんでした。
試作品を使っていただくとすぐに
「微調整を付けろ!」
とお叱りを頂き、低予算の方法で付けました。
方法は深さ固定ねじを緩めて微調整ネジを回せば上下します。
一番低い位置

これで下面から6mm上まで加工できます。
12mmフロアの場合はこれから6mm上げます。
15mmフロアの場合はさらに3mm上げます。

中間の加工は省いても中に残った3mm(実際は3mmよりも狭い)は、こじたら折れます。
ちなみの溝の深さは刃物が新品の場合16mmになります。
もっと大きい刃にできないか?との問い合わせもありますが、軸が細くて問題があることと
ベースの開口部を広げるために長穴が開通してしまう問題があり断念しました。


・表面は飛ばないか?
毛引きがないので、普通に加工すると飛ぶことはあります。
しかし、平削りの場合、逆送り(右から左へ送る)にすると押さえ込み彫りになるため、ほとんど表面が飛ぶことはありません。
ただ柱の右側面だけは正直飛びます。
ですから、対策として加工前にカッターナイフや鑿の切込みを入れる必要があります。
あるいは加工時に右側面に添え木をつけて一緒に削ってもいいでしょう。