翌日、エンコーダーが届いたので、現場に再度向かい交換する。
しかし、昇降しても数値が変わらない。
飯田工業の電気担当に電話する。
状況を説明するとエンコーダーからコントローラーまでの各銅線の導通確認するように指示されたので
4本とも確認するが、すべて異常なし。
でも、新品のエンコーダーを入力しないとなるとエンコーダーの配線が間違っているとしか考えられない。
(上図の8〜11)
逆に飯田工業に質問する。
「エンコーダーの各線の意味を教えてください。」
すると
「○○がプラスで、◇◇がマイナスで、▽▽が信号1で、◎◎が信号2ですね。」
「それじゃあ、全部違います。」
プラスとマイナスを合わせて、信号1・2はどちらかで合うはずである。
配線しなおして、再起動すると、今度は上に行くとき数字が変わるが下に行くときは数字が変わらない。
だったら信号1と2を入れ替えて、再確認。
・・・・・・・
今度は正常に動いた。
こういった木工機械は電気部品をほとんど外注に依存している。
外注先の部品がモデルチェンジすると自動的に配線が変更になる。
修理部品に関しては、変わるたびに対策部品を用意するのは大変であるので
多少の配線変更は致し方ない。
そのためにも配線図やメーカーの電気担当のスキルは必須である。
修理するものの運も必須のようである。
それではまた!