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アルミベースマルノコ

未だに”アルミベースマルノコ=造作マルノコ”と思っている販売店がいるらしい。
ユーザー様ならともかく販売店がこのような状況ではありえない。
でも”造作マルノコはアルミベースマルノコの一種”と思っている方もみえるようである。
これは文法的に間違いではないが電動工具の業界では”アルミベース≠造作マルノコ”である。
今のところ明確な定義は
角度を決めるベベルガイドが鉄製でスライド刃口がないと”アルミベースマルノコ”
角度を決めるベベルガイドがアルミ鋳物でスライド刃口があると”造作マルノコ”
でも市場はその中間を必要とされているが、メーカーはなぜか動かない。


先日、リョービのアルミベースマルノコを何らかの不可抗力で歪んでしまい、交換依頼された。
数日後、交換用のベースが入荷したので取り換えて精度を確認しようとすると中央が微妙に凹んでいる。
許容範囲と言えば許容範囲であるが、よく見るとフライス加工されていないので、
最初もこの程度だったんではないかとお客様のところに届ける。


翌日、電話が
「この前交換してもらったマルノコの台の真ん中が凹んでいる。普段からお施主さんに細かいことをクレームされているのでたまには聞いて。」
と引き取りに伺うが、おそらく再度部品を取り寄せても変わらないだろうと予測したうえで部品を再度手配。


翌日、部品が届くが予定通りだった。
仕方がないのでベースを外す。

この時の凹み具合は

確かに凹みが大きい。

この状態から上面を叩いて歪みなおしをする。
叩ける箇所が限られるので裏からも叩いて微調整する。

これくらいで許していただけるでしょうか?

さすがに画像では分かりませんが、そこんところは想像でお願いします。