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先行き不安な金物業界

当店では最近、通販業務(売上ではない)比率が多くなっている。
しかし、これは望むところではない。
本来は、対人販売の方が効率が良い。
仕事は、常に生産作業をすることが理想である。
職人さんなら当然であるが、販売業務でも
仕入・在庫管理・受注・納品・集金までの手間を利益として計上しているので、これらはすべて生産業務である。
売り手は、することがない時に、だたボーッと何もしないでいるわけにはいかないので
何らかの手を打たなければいけない。
有料の業務を行う以上、目の前の仕事があるときはその仕事を行うだけであるが
仕事が切れたときは、次の仕事を作ることが大切である。


ところが最近は、職人さんの減少、金物の支給率UP、規制品の多用による加工の減少により
金物店の市場はなくなるばかり。
さらに追い打ちをかけるようにネット利用者の増加・量販店の出現により、
どこの金物店も経営が苦しいはずである。
現に、先日当店から数百メートル先の金物店が閉店した。
土木が主体だったため、当店はほとんど影響はない。
また先月、隣市の金物店が閉店された。
店主が自分よりも若いが、一日店にいても売り上げがしれているから、現在は2軒掛け持ちの仕事をしているらしい。
さらに、少し離れているが、同業の金物店が6月から店じまいをしている。


しかし、地元の金物店は無くてはならない存在のはずである。
職人さんからすれば、取りに行くまで無料の倉庫である。
大半が修理をしなくても電動工具等の取次店であるからネットよりも便利である。
金物店も職人さん同様高齢化が進んでいるため
シルバー金物店は衰退しても仕方がないですが
同業の若い方々には、少々高くてもネットに勝てる仕事をしてほしい。
消費者もそれを求めているはず。
それが、このブログを書く目的である。