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工具の修理見積について

最近のコメントでメーカー修理の見積もりにご不満を持たれる方が多いようですが
そのあたりは納得ができます。
メーカーの電動工具やエア工具の見積もりは
怪しい部品をすべて交換するうえでの見積もりとなります。
必然的に高額修理になります。
必要最低限の部品交換をしようとするなら、実際にその部品を交換しないと分からない場合が多く
無料の見積もりの範囲ではできないケースが多く
現状は致し方ないと思います。


そのため当店では、メーカーのような見積もりはせず
1.症状を把握して、悪い部品の箇所の候補を考える。
故障した場合、同時に複数の部品が逝かれることは、あまりありません。
ただし、一つの部品に問題が発生したことにより、他の部品の機能が損なわれることはあります。
他に、予め別の部品が破損しているが、使えていた場合、
別の部品の問題により両方とも交換が必要なケースもあります。

これらを踏まえて、見た目で90%くらい部品Aと部品Bを交換すれば直る場合
「AとBの交換で5000円くらい掛かりますが、他も悪い場合別途見積もりとなりますが如何でしょうか?」

2.高額修理の可能性が高い場合、修理代よりもその道具が正常な時の金銭価値を考える。
工具の価値は定価の数十%とか自己判断ではなく、あくまでも所有者の価値観で考えます。
中古相場は30000円だとしても所有者が50000円の価値があれば50000円まで修理しても良いし
どうでも良いような道具だったら修理見積りが10000円でも中止しないといけません。
それを踏まえて、見積もりと言うよりは予算組します。
どうしても見積もりに手間のかかる場合はメーカーに出します。
メーカーには申し訳ないですがメーカーに見積もり依頼すれば見積もり料金は無料ですから。
これも修理代を抑える重要手段になります。

3.修復度も考える
今使えればいいから必要最低限で直してほしい方。
長く使いたいから消耗しかけた部品はすべて交換してほしい方。
必要に応じて、使い手のニーズに合わせます。


メーカーの場合、使い手との間に販売店がありますので、このような真似はできないでしょう。


それとメーカーの見積書には修理内容が書かれています。
「この部品とこの部品だけ交換」と言う方法もできます。
ただし、不具合が起きても責任は転嫁できませんので、ご了承願います。