昨日の続きになります。
2台目は日立の名機WF4AR2。
未だに常圧ビス打ち機の最強機種と言われています。
状態を確認しますが、特に異常はありません。
依頼者様に電話で伺うと先輩から譲っていただいたものらしく
そのあたりの空気を読んで臨みます。
分解しましたが、特に悪いところはないだけでなく
普通なら順に摩耗するはずのピストン(B)が全く摩耗していない。
これはおそらく全所有者が修理してから、ほとんど使っていないものと思われます。
ビットは摩耗していたので交換しますが、よく見落としがちのノーズキャップ。
長さがかなり短くなっています。
短くなるとビスを無理やりねじ込もうとするためにビットが滑りやすくなるだけでなく
こんなバカ口になってしまうため押さえが強い時と弱い時の差が大きくなるので
ビス面が不揃いになりやすいので、早めに交換しましょう。
あと、排気口の汚れも掃除します。
グリスと水が混ざってヘドロ状態。
マフラも同様。
洗浄剤で洗って
これで手首の汚れも軽減するでしょう。