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大工組合の日当

以前も書いたことがありますが県内には4つの大工組合があるんですが

そのうち地元に一番精通している組合が今から50年くらい前から大工さんの日当と

取り決めており、事務所の壁に貼って一般の方でも閲覧できるように

大きいB紙くらいの紙に印刷したもの配布していました。

当時の話では常傭が当たり前の時代に大工さんによって日当が違うので

統一しようではないかと言うことで設定されたようですが

スタート時はあくまでも棟梁がお施主様に常傭請求する1日単価であり

決して棟梁が大工さんに払う金額ではないはずだったんですが

そのころは大工さんが売り手市場だったので組合単価を

そのまま大工さんに払うために棟梁は大工賃金は儲けなしのため

他で利益を取ることを考えることになります。

その後稼げる職人さんは手間請けや直営をするようになり

だんだん常傭形態で賃金を頂く方が少なくなる以上に

常傭形態でお施主様から請求される方も減りました。

しかし、それでも組合の大工賃金は設定されたままでしたが

実際に支払ったり請求する金額の方が安くなってきました。

それに加えて消費税が始まったんですが、施工後30年以上たっても

未だに組合賃金の消費税が不明確なのが腑に落ちませんでした。

ある方は「大工は非課税だからどうでもいいだろ。」

ある方は「親方の決める問題。」

など、明確にしようとしない。

そんな話をしていた時にふっと思いついたことがありました。

常傭で棟梁が請求する際、職人さんには税込みで払っておいて

請求書には総合計に消費税が加えてあります。

これってただの1割ピンハネと言われても否定できません。

ピンハネは決して悪いことではないですが、

モロピンハネではないので自分への言い訳にするのか不明ですが

これが承知であれば、組合賃金に税込みや税別を書きたくない理由になると思います。

同様に中古機械屋が同様のことをしています。

機械を買い取るときは税込みとは言わずに見積もりして

支払う際はこちらが請求書を出す前に先に税金を乗せずに現金払いする。

しかし、その機械を売るときは税別とは言わずに見積もって

請求書に税金を乗せてきます。

「これおかしくない!」

っていつも言うんですが、

「普通機械を売るときは廃業された後とか持ち主が亡くなった後が多いから消費税を乗せられず・・・・・。」

と訳の分からない言い訳を言うので

「ウチは消費税を納めていますが消費税を頂いていません!」

と言うと

「フニャフニャ・・・・」

 

 

ちなみに当店は売るときも買い取るときも税込みです!