ちょうど2年前大手ハウスメーカーの冨士ハウスが倒産しました。
3年前までは順調に業績を伸ばしていってたんですが、
運悪くトヨタショック直前に岐阜県に大きなプレカット（住宅の構造材を加工）工場を作り業界全体の落ち込みに、
その借金が拍車をかけ、苦肉の策でお施主様から
「注文住宅を大幅値引きします。そのため契約時に総工費の7割ご入金お願い致します。」
という方法で何とか数ヶ月つないだが、実態は利益のない業務で、ただの自転車操業。
結局、平成21年1月初旬に経営陣は倒産申請を弁護士に依頼、下請け・お施主様は当然ながら従業員にもこのことを知らせず、営業マンも倒産の日1月29日までせっせと地道な営業活動。
この間数十件のご制約入金があったようですが、これは経営陣側の立派な犯罪です。
今も裁判をやっているようですが、なくなった会社ですので、被害者が勝訴しても失ったものを取り返すのは難しいようです。
なにせ噂では、倒産当時、未完成物件が450棟、そのうち入金済み未着工物件が150棟というから、
被害にあったお施主様には、地獄の2重ローンに耐え抜いてがんばって下さい。
決して会社が大きいから安心できるわけではありません。
これから住宅をお願いしようと思っている方、よく考えて下さい。
