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LED作業灯のラジオ雑音について

昨日、コメントでLEDライトのノイズの話がでました。

この件については、気にされない方も見えれば、困っている方も見えます。

中にはラジオとLEDをどちらを取るかを言われたとき

「暗くてもラジオがないと仕事でできん。」

という方もおられました。

 

まず、LEDライトでどうして雑音が出るか?から考えていきます。

白熱用だと雑音は出ません。

蛍光灯だと少し出ることがあるようです。

ちなみにラジオを流しているときに白熱灯のスイッチを入れると

「ぽつっ」と音がすることがあります。

これは電源が入るときに出るノイズが1回分だけ出ますが

LEDライトの場合LEDは直流で入力は交流。

そのため60Hz地域だと1秒間にスイッチが120回入り切りします。

どうも、これがラジオの雑音の原因らしいです。

LED照明の本体の中には基盤がありません。

電球そのものが入力100Vになっていますので、ノイズの発生源は電球内の基盤

あるいは整流機能のあるLEDになると思われます。

基盤とLEDからノイズが出ないように金属で全面覆えば(シールド)ノイズがでませんが

これだと照明になりません。

ですから、対処法とすれば電球ではなく基盤を作業灯の空洞内に入れて

さらにその周りをシールドしLEDを直流入力で行えば

ある程度雑音を抑えられると思います。

しかしこの方法だと電球の口金の規格を変えないといけません。

 

それともう一つ。

ノイズは電球から電波として出るもののほかに

100V入力である以上、入力電源側からノイズが元電源側に伝わりますので

これもコンデンサーやコイルやフェライトなどで

高周波がコンセントに行かないような工夫が必要です。

 

こんな話をすると

「そんなの面倒くさい。照明は位置を変えられないから、ラジオの雑音が一番少ないところに置くだけ!」

と、言われそうですが。