PVアクセスランキング にほんブログ村

入隅カッターその2

昨日この本文の件以来久しぶりにMさんにお会いしました。
全然変わってなかったのですが、スキンヘッドだったのでびっくりしました。


昨日の続き
その後、Mさんが
「ちょっとこっちに来て。」
と呼ばれたところは、試作室。入り口には関係者以外立ち入り禁止の張り紙が。
「中に入ってきて。」とMさんが呼ぶので
「入って大丈夫なんですか?」
Mさんは指を差しながら
「この線より中には絶対に入らないでね。そのまま待ってて下さい。」
数分後、なんと試作品用の材料をカットしてきてくれました。
「これ頂いてもいいんですか?」
「この樹脂は特殊な試作機用の樹脂で1kg5000円するけどあげるよ。これで試作品を作ってみて。」
「ありがとうございます。」と言って帰りました。


次の日時間があったので早速加工をしようと頂いた材料に墨付けして、父のフライス盤を借りて切断・穴あけ・座彫り
 父のフライス盤
モーター部はマキタのトリマー3705を使用してベース部を改造してとりあえず試作完成。
 入隅カッター
これに刃物を必要寸法を計算して刃物図面を引いて、一軒目の刃物メーカーに見積もり、ユーザー価格1万円ぐらいで収めたかったのですが、
少々予算超過のため別メーカーに見積もり、翌日回答は
「強度の保証できないので見積もり辞退します。」
それではさらにもう一軒見積もり依頼
「こんなのできますか?」
「予算はどれくらいですか?」
「○○刃物さんは○○円ですが、」
「当社ではその価格では何本まとめても、とてもできません。」
ということで結局、最初のメーカーへ試作の刃物を発注。
10日ほど後、注文どおりの刃物がやってきました。
試作の本体に取り付けて試作の入隅カッターの完成です。
まず、加工対象物を用意しないといけないので現場でフロアと柱と敷居の切れ端を頂きフロアの上に柱と敷居を取り付け実験ワクワク!
「キーーン」

意外にふわふわの削りくず(刃が新品だから当然ですが)問題の柱右側面は少しバリが出ます。
禁じ手の逆送り(刃物の回転方向と逆に送る方法)だとバリが出ませんが、
油断すると、本体が走る可能性があるので、お奨めできません。
柱の左面と正面は、ほとんどバリは出ないので柱右側面だけ予め鑿かカッターナイフで切り込みを入れることにします。
敷居や幅木は縦方向に削るので、ほとんどバリは出ません。
今度は真壁の入隅柱の欠き込みに挑戦。これができないとこの機械の名前がうそになります。
まず、見本台を作って(土壁部分はコンパネを使用)、実験。
アムロ行きま〜す。」(すみません、ガンダムと間違えました。)
コンパネに触らないように息を殺して
「チ〜〜ン。」

コンパネに触らず残り1cm位まで削れます。これなら雑巾摺りで隠れるのでOKが出ると思います。
続きは明日
50881