番頭の具合がさえないので、特に土曜日予定が入ってないのもあり、休ませました。
午前、得意先の監督さんが
「ヒルティの3.5ｍｍのビットを2本くれ。」
と言うことで、ＳＤＳビットを2本渡しました。
昼からまた見えて
「今日むらったビット7本開けたらもう折れた！あと2本くよ（三河弁で”くれ”）」
短いタイプが1本しかなかったので
「1本は長い方でお願いします。」
「そんなんすぐ折れちゃうわ！」
「とりあえずこれで何とか。」
1時間後にまた電話
「短い方は5本開いたけど、長い方は1本開かんうちに曲がっちゃた！こや〜どうゆうことだ!!」
「申し訳ございません。」
「今日中に終わらせにゃアカンだぞ！すぐ現場まで持ってこい!!」
「あいにく、今一人しかいないので動けません。」
「どういう商品を売っとるだ〜作っとるヤツもどうかしとるぞ！」
「本当は3.5ｍｍをヒルティで開けるには少し無理があるんですが・・・・」
販売した商品のメーカーはミヤナガなんですが、その昔3.5ｍｍのビットは軸径を3ｍｍぐらいで作るためハンマードリルの強い打撃に耐えられず、一度販売を中止した経緯があったんです。
「お前が勝手に仕事を決めるな！取り付けたいものに付属のビスを止めたいだけだ!!」
今は何を言っても無理なようです。とにかく受話器相手に平謝り。でも私には監督さんに仕事を遂行させる使命があります。でも短い3.5ｍｍのビットは完売。できることは謝るのみ。
「大変申し訳ございません。」
「しょうがない。取に行くわ。」
1時間後、監督さん変わり果てた3.5ｍｍのビットを持って再来店しましたので
「とりあえず長いビットを5本持って行ってください。」
「くれるのか？」
「一応不良品は持ってきてください。」
「分かった。」
ということで、何とか落ち着いたようでしょうか。
現場の不具合も時には責任をかぶらないといけないんです。
でも、この監督さん怒り方が半端じゃなかったです。
それではまた
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